2014年08月27日
「きょうの読みどころ」8月27日朝刊 編集編成局次長 花谷寿人
原発事故や災害をめぐる記事が目立ちました。その中から。
【その1 少しは浮かばれる】
福島第1原発事故で避難生活中に自殺した主婦(58)の夫らが損害賠償を求めていた裁判で、福島地裁が事故と自殺の因果関係を認め、東電に約4900万円の賠償を命じました。平穏な生活、古里、地域のつながりをすべて奪われた原発事故。夫は「これで少しは浮かばれる」と涙を流しました。1面、3面、社会面で。
【その2 高く早い津波】
日本海を震源とする津波について国の有識者検討会が日本海に面した市町村ごとの想定を初めて発表しました。北海道では最大23㍍。各地の津波の到達時間も短いことが分かりました。1面、特集面、総合面で。
【その3 傷深く】
広島の土石流災害から27日で1週間。捜索活動は変わりやすい天気に翻弄され、行方不明者は今も20人以上に上ります。全国を見渡しても、危ない地域の警戒区域指定はあまり進んでいません。社会面で。